「旦那さんが躁鬱かもしれません」
ショックなような、腑に落ちたような、そんな心地だった。
お久しぶりです、一か月ぶりの更新になってしまいました。
掲題の通り、この度夫が双極性障害1型であると診断されました。
ここしばらく、私自身も初めてメンクリに行くことになったりと、てんやわんやで気付けば一か月が経っていました。
今回のことをブログに書くかどうかも正直迷ったのですが、私自身今回かなり同じ境遇の方に勇気をもらったので、双極性障害の家族側の記録として書き残すこととしました。
実は、ここ数年おかしいなと思ってはいたのです。
ただ、実際にお医者さんから言われるまで全く考えてもいませんでした。夫が所謂、鬱、それも所謂躁鬱になるとは。
少し長くなりますが、早速私たち家族に起きたことを書き記します。
前提として私と夫が出会ったのは約15年前。長い付き合いです。
ここ1、2年、おかしいな~とは思っていました。
衝動的に、激しくキレる。
話の矛盾やつじつまが合わなくなる。
私の意見に耳を貸さない、どころか逆上する。
指摘しようものなら更に激昂する。
放置していたら消費者金融やギャンブルというワードが出てくる。等…
今思うと、明らかにおかしいですよね。
でも10年近くかけて、年に1回や2回そうなる瞬間があった程度で
ストレスか、何かあったのか、そもそも性格が変わったのか、異変は感じていたものの、その程度にしか想像ができていませんでした。
それがなぜ、正式に診断を受けるまでにいったのか。
決定的となったのが5月末。
過去記事にも書いていましたが、この5月から私はフル出社に切り替わっていました。
身内の不幸があったり、夫と生活リズムがズレてズレて
正直なところ朝と夜のほんの少ししか顔を合わせる時間がありませんでした。
その間、症状が悪化したようです。
その日は平日。
私は出社にようやく慣れてきて、いつも通り働いていました。
お昼前くらいです。
「いついつ(半年ほど先)に〇〇(ギャンブル的なもの)に行ってくる。予算は~万(それなりにデカい額)」と突然LINEが入ったのは。
え?????
仕事中だったので、連絡には気づいていましたがすぐに対応できず。
え???いくらって??と思いながらトイレに向かい、平静を装ったまま「どういうこと?」と返しました。
すると、続々と様子がおかしいLINEが。
どう様子がおかしいかというと、
そもそも経済状況的にそんなことしている場合ではないという前提。
補足しますが、数カ月前から怪しい気配はしていました。
次々と出るお金周りの矛盾した説明。
まだまだ先の話なのにいますぐ借金をしてでもお金を準備するという謎の焦燥感。
私が何を言っても「決定事項」として聞き入れない態度。
ちょっとでも否定することを言えば、怒涛の勢いで人格否定。(つまりモラハラ)
そのくせそのイベントで勝って「私を幸せにするね」という根拠のない自信に満ち溢れた言動。
そんな感じです。
今までも極たまにあったんですよね。
こういう時、正論を言うと激昂するのです。
どちらかというと気が弱い私はその蓄積でかなりビビッてしまっており、否定も肯定もできていませんでした。
(後から調べたところこの対応は間違いではなかったようです。刺激をしないという点で。)
ただ…お伝えしておくと、本来そのような性格ではなかったのです。
その日はもうどうしたらいいのか分からないままなんとか仕事を終え、自宅に帰りました。
夜、夫が帰ってきましたが、どうにも興奮状態。
目に見えて明らかな興奮状態というよりは、無敵状態というのでしょうか
やけにご機嫌、なのに異様に落ち着いている、でも私に対してはどでかい壁を作っているような態度、そんなところです。
こうなるのは実は初めてではなかったのですが、ここまで規模の大きい話は初めてでした。
必要最低限の会話はし、私もいつも通り振る舞い、その日は就寝。
翌朝は寝ている夫に行ってきますとだけ告げ、私は不安を抱きながら会社に向かいました。
そしてその日のお昼。
夫が実際に行動に出始めました。
思いつく限りの消費者金融に連絡をし、借りれるだけお金を借りようと動き出したのです。
合間合間にギャンブルで増やすだのなんだの、リスキーな話も混ざりはじめました。
私はパソコンに向かっていたのですが、次々と届く夫からの実況中継をスルー出来ず
次第に全身の血の気が引いていくような感覚、手足のしびれ、浅い呼吸、動悸息切れ…
端的に言うと、パニック発作的な症状ですね。それが出ました。
もうパソコン前に座ってなどおれません。
これがリモートだったら1人でしゃがみこんだり、何とか落ち着かせられたかもしれないのですが、出社環境だと取り繕わないといけませんよね、出来ませんでした。
これは、だめだ、仕事どころじゃないどうしよう、え、これからどうなる?と頭がいっぱいになり、
隣にいた同僚に「ごめん、ちょっと体調悪くなってきた、早退してもいいかな」と声をかけ、そのままオフィスを出ました。
この間も色々とあったのですが、今回は割愛します。
こんなこと初めてだったので、私もどうしたらいいか分からず、
このままだと明日からもどうしたらいいか分からない、夫もどういう状態なのか分からないと分からない尽くしで、勢いで飛び込んだのが人生初のメンクリでした。
幸い、近くに当日でも診察をしてくれるメンクリがいくつかあり本当に救われました。
急なことだったので、ただひたすら直近の話をざっくりと先生にお伝えし、今の自分の状態をしどろもどろになりながら説明することしか出来なかったのですが…
それだけで、言われたんですよね
「旦那さんが躁鬱の可能性があります」と。
青天の霹靂というか、心のどこかでは「夫がおかしい」と思ってはいたのですが
はっきりと病名として宣告されるようなものだとは思っていなかったので、
ただただ、驚き、腑に落ち、同時に少し安心した自分がいました。
あ、治療の道筋がある病気だったんだ、と。
そして、先生には続けて「難しいかもしれませんが、旦那さん一緒に連れてきていただくことは可能ですか」と聞かれました。
その時点では、とても夫と話ができる状態ではなかったため
「あ、そうですね…いやでも…正直難しいと思います、様子見てみます」
と回答。
実際、双極性障害の治療は本人を病院に連れて行き、病気であることを受け入れさせる、というところがいちばん難しいフェーズらしいです。
本当にその通りで、その時は、原因がはっきりしたことに安堵しつつ、いや絶対に連れてくるなんて無理だ、どうしよう、と頭がパニック状態でした。
その日は私の不安を抑えるお薬を貰い、終了。
ただ実際のところ体調がボロボロだったので、夫には生理で体調が悪い、寝てますと連絡をし、自宅でもなるべく関わらないように過ごし、ベッドで潰れるように倒れたまま、眠りました。次の日は幸い金曜日、何も解決していないものの、一旦仕事のことは考えずにおれる…と少し開放された気持ちでした。
そして、暴走3日目。
夫はまだ様子がおかしく、なんならもう歯止めが効いていない状態。後に引けない状態というか。
私は否定も肯定もしないポジションを守っていたのですが、そんな私にもイライラしてきたのか、当たりはしないものの、突き放すような態度になってきました。
早朝から理由も言わず出かけていき、何をしているのかも分からない。もうただただ、動悸、息切れ、手の痺れが収まらない状態です。
お昼頃からは仕事のはずだったので、帰ってくることはないだろうと踏み、意を決して母親に連絡。限界を感じていたのでそのまま実家に帰り、物理的に距離を置きました。
ちなみに私が実家に帰るといった行動をとったのは初めてのことでした。色んな意味で、ドキドキでした。
そしてそこから4日ほど。
私は途中から夫のLINEアイコンを見るだけで涙が出るようになってしまい、勢いでブロック。
体調が悪いからという理由で実家にいることは連絡しておきました。
母や姉にも話、その時には正直離婚という文字がかなりでかでかと頭に出てきていました。
ただ、話ができる状態でもないし、てことは弁護士…?いや、そこまで…みたいな。
ちなみに仕事もできる状態ではなく、お恥ずかしい話ですが事情を説明し、お休みを貰っていました。
ただ、4日も連絡を無視したのは初めてのことで、夫もそこで初めて我に返ったらしいです。
5日目に、夫から実家に連絡がありました。
「僕がすべて悪いです。どうなっても受け入れます。本当に申し訳ありませんでした。」と。
家族が電話に出たのですが、後から聞いた私は「あ、戻った」と思い、ブロックを解除、そして連絡。
正直まだ心臓がバクバクしてたのですが、向こうは完全に意気消沈モードだったので、病気の可能性を伝えるなら今しかない、今後どうするにも病気を伝えないと本人が破滅してしまう…!と、どちらかというとそっちの意思で連絡を取りました。
結果、成功。
本人も限界だったんでしょう、あんなに無敵モードだったのが嘘のように落ち込んでおり、性格上強がってはいたものの、私が冷静に話しかけることで、すんなりと病院に連れていくことに同意を得られました。
この辺の話はまた別の機会に詳しく書きたいと思います。
その後、すぐに私と同じ病院に連れていき、先生に診てもらう事ができました。
本人に対してのヒアリングも勿論ありましたが、私も事前にこれまでの経緯と直近の暴走をドキュメントにまとめ、印刷して持っていったことで、すぐに診断書を作ってもらうことができ、その日からお薬を処方して頂けました。
冒頭に書きましたが、夫は今回「双極性障害1型」と診断を受けました。
一言でいうと、躁が激しいタイプです。
1型は悪化するとより大きな問題に繋がってしまう可能性が高く、本当に、考えうる最速で対応ができてよかったと思います。
少し話が飛びますが、その後本人もしっかり病気を受け入れ、3週間毎日欠かさず薬を飲み、状態もゆっくりですが落ち着いてきているのかな、と感じています。
私も夫ももちろん初めてのことで、あれやこれやと調べ、出来るところから取り入れて向き合っているところです。
以上、長くなりましたが、この1ヶ月私たち家族の身に起きたことでした。
実際夫はどう過ごしているのか、家族である私はどういう心構えで暮らしているのか等まだまだ書きたいことがありますが、今回はこの辺にしておきます。
今後、これまで通りの私自身の発信もしつつ、双極性障害1型の家族としても長い付き合いになりそうなので発信をしていけたらなと考えています。
知識不足なところもあるかもしれませんが、
今後ともよろしくお願い致します。

コメント